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瀬音とボクとよしみくん
第12章 病室で○

その後、瀬音くんの入院生活の愚痴なんかを聞いたり、雑談していたら
看護師さんが入ってきて、タオルを持ってきた。
「瀬音く~ん、体を拭きますよ~ あらっ? 彼女さん?」
「ち、違いますよ」
「あらあら、恥ずかしがっちゃって。今日は彼女さんにしてもらう?」
看護師さんはボクを一瞥して、タオルを置いていってしまった。
「え、何? 看護師さんに体を拭いてもらってるの? お風呂は?」
「しかたないだろ。自分じゃ拭けないんだから」
瀬音くんがケガした手を見せる。
「たしかに、そっか」
「たくっ、否定したのに。さては、会話盗み聞きしてたな」
「え? 聞かれてた?」
どこまで?
「しょうがねぇ。じゃあ、頼む。拭いてくれ」
「え、ボクが?」
「おまえしかいねぇだろ」
「あ、うん」
ボクはタオルを手に取り、待ち構える。
「いや、脱がしてくれないと」
「うぇ? そこから?」
「当たりまえだろ」
瀬音くんは、またケガした手をあげて見せる。
「あ、それと、ドアに札をかけてきて」
「札?」
「誰か入ってきたらヤバイだろ」
「あぁ、なるほど」
「じゃあ、脱がして」
「うん、で、では……」
看護師さんが入ってきて、タオルを持ってきた。
「瀬音く~ん、体を拭きますよ~ あらっ? 彼女さん?」
「ち、違いますよ」
「あらあら、恥ずかしがっちゃって。今日は彼女さんにしてもらう?」
看護師さんはボクを一瞥して、タオルを置いていってしまった。
「え、何? 看護師さんに体を拭いてもらってるの? お風呂は?」
「しかたないだろ。自分じゃ拭けないんだから」
瀬音くんがケガした手を見せる。
「たしかに、そっか」
「たくっ、否定したのに。さては、会話盗み聞きしてたな」
「え? 聞かれてた?」
どこまで?
「しょうがねぇ。じゃあ、頼む。拭いてくれ」
「え、ボクが?」
「おまえしかいねぇだろ」
「あ、うん」
ボクはタオルを手に取り、待ち構える。
「いや、脱がしてくれないと」
「うぇ? そこから?」
「当たりまえだろ」
瀬音くんは、またケガした手をあげて見せる。
「あ、それと、ドアに札をかけてきて」
「札?」
「誰か入ってきたらヤバイだろ」
「あぁ、なるほど」
「じゃあ、脱がして」
「うん、で、では……」

