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瀬音とボクとよしみくん
第18章 おまけ① デート


楽しかった。


本当に。


「やったぁーかった!」


「おわっ、すげっ、女子に負けたの初めだわ」


「ほんとに?」


「まじ、っていうか、そっちこそ初めてか?」


「あ……モチロン、デス」


つい楽しくて、外人の振りも忘れて、いつものようにはしゃいでた。


「じゃあ、約束ネ。負けたら、ひとつお願いを聞くデス」


「あぁ、いいぞ」


さっきまでの有貴くんとのやり取りを思い返す。


有貴くんに無理矢理キスされた口がかゆい。


マスクの中で、唇を噛んで舌で舐める。


どうせなら、瀬音くんと……


キスをさせて


なんて、ないない。


何を考えてるだボクは。


ありえないよ。


「じゃ、じゃあ、ジュースをおごって、クダサーイ」


「ちっ、しょうがねぇな」


なんだか変な気持ち。


瀬音くんと別れたくない。


本当に楽しかった。


このまま、瀬音くんのお家に行って……


いつもの、遊びができたのなら。


「じゃあな、またな。楽しかったよ。今度会った時はメダルゲーム教えてやるよ」


「あ、うん、ありがとう」


「いいよ、それくらい」


そうじゃなくて……


ボクは、瀬音くんに何故か抱きついた。


「え?」


「あ、オドロカナイデス、コレ、ふつう、お別れのあいさつ」


驚く瀬音くんに抱きついたまま、慌てて説明する。


「あ、そっか」


なんとかごまかしたけど、自分でもよくわからない。


なんで、瀬音くんに抱きついたのだろう。


ずっと、女の子の振りをしてたから?


「今日は、本当にありがとう。助けてくれて」


「お、おう」


瀬音くんが緊張してるのがわかる。


しばらくはこうしていたい。


でも、ダメ……


なんか、下半身が……


あれ?


待って


これって


瀬音くんのおちんちんの方が大きくなってない?


もう。
我慢できなくなるでしょ。






「じゃあね。さようなら」


そして、別れたあと、なんだか、本当に悲しくなった。






二度と、できない体験のような気がして。
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