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瀬音とボクとよしみくん
第19章 おまけ② ありえない3P○▽
「ちょ、ちょっと」


ゆかりちゃんはコンタクトにしたせいか、どことなく、というより、あえてなのか、マリアちゃんに似てきた。


言動もマリアちゃんに似てきたような。


好き同士だと、自然と似てくるのかもしれない。


ボクと瀬音くんは全然似てない。


ゆかりちゃんは平然とボクの股間を眺めている。


手に持った水着で隠していると、


「手ー、邪魔よ」


ゆかりちゃんは隠している手を無理矢理どかす。


ボクのおちんちんを凝視する。


なんだか、前にもおんなじことを言われたような。


あ、良実くんだ。


懐かしい。


あれから何年たったのだろう。


あれが、初めての射精だった。


「……良実くん、どうしてるかな?」


「は? なにゆえに、急に良実くんが出てくるわけ? 忘れたほうがいいわよ、もう」


「え、ひどい……」


「それより、邪魔ね、このちんちん。切るつもりはないの?」


「えぇーー? 何を言ってるの」


慌てておちんちんを再度隠す。


切る?


冗談でしょ?


「もしも。あなたが、本当に女の子になったら……好きになるかもしれないわね」


「え? それって、性転換? ってこと?」


「どうなの? そういうつもりはないの?」


本当の女の子?


そしたら、ゆかりちゃんのいうように、瀬音くんはボクのことを好きになってくれるだろうか?


考えたこともなかった。


「あ、ごめんなさい。あなたが本当に女の子だったら、私、好きになっちゃうかもだなんて……それってマリアの代わりよね。失礼だね。ごめん」


あ、ゆかりちゃんの話か。


マリアちゃんの代わりか。


そうだよね。


女の子か、どうかなんて関係ない。
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