この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
瀬音とボクとよしみくん
第22章 有貴くん③ プール
そのあと、俺は、一ノ瀬に手取り足取り泳ぎ方を教えた。


まるで、スイミングスクールだな。
子どもに教えるようだ。


苦しみながらも、一生懸命頑張る姿が、いじらしくてかわいい。


いやいや、子どもっぽくてね。


親のような気分だ。


今までカナヅチだっただけあって、そう簡単にはいかないが、ビート板につかまりながらも一人で泳げるようになった。


泳げるように……


気付くと、一ノ瀬はビート板をつかんだまま動かない。


やばい、溺れてる。


俺は慌てて、一ノ瀬の元にいき、プールサイドに引き上げた。


一ノ瀬は気を失っている。


誰か……
誰か呼ばなくちゃ。


どうしよう、どうしよう。
俺はパニックになった。


こういう時は、どうするんだっけ。


マウストゥマウスだっけ?


俺は、一ノ瀬にマウストゥマウスをしようと口を近づけようとする……


すると、一ノ瀬は水を吐き出して、気がついたようだ。


「一ノ瀬、気がついたか」


「……ゴホッ、ゴホッ、ごめん、ボク、水、飲んじゃった……」


「よ、よかった。とりあえず、もう少し、休め」


「うん」


ホッとした。


まさか、溺れるなんて。


でも、よかった。
一ノ瀬はよっぽど疲れたのか、すぐに眠った。
/461ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ