この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
瀬音とボクとよしみくん
第24章 有貴くん⑤ 再会
劇が始まり、一ノ瀬が出ていくと、客席はざわつきはじめたが、ブーイングにはならず、やがて笑いになった。


一ノ瀬がアドリブで大袈裟な演技をしたからだ。


あの変な投げキッスをする。


甲高い声を出して、マンガみたいなブサイクな女を大袈裟に演じる。


いつもの一ノ瀬からは想像できない。


いつも思ってた。
一ノ瀬は演技に入るとキャラが憑依するみたいに変わる。


まずは一安心だが、それだけにハードルが上がる。


よくある童話だか、大筋は白雪姫とシンデレラのごちゃ混ぜだ。


森でブサイクな女の子を王子が偶然助け、その後、再会するために魔法で美女で変身するんだ。


今、ちょうどそのシーンだ。


一ノ瀬が大袈裟にくるくると回って舞台をはけていく。


これで、ドレスを着て再登場する予定。


マリアが登場しないのに、観客のボルテージは上がっていく。


このあとマリアが登場すると思いこんでるんだ。


あぁ、それなのに。


大ブーイングは必至だな。
/461ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ