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瀬音とボクとよしみくん
第30章 有貴くん⑥ 失恋
《3002番……3002番っ! いませんか?》


「あ、はいっ、います、いますっ」


3002番が出てくると、観客席が沸き立つ。
今日初めての歓声。


辺りを見渡すと、観客席にはかなりの人がいる。


さすがだな。
しかし、純は気付いていない?


飛び込み台に立ち、観客の異様な雰囲気が気になったのか、不意に横をむいてようやく気付く。


くくくっ。
あの驚いた顔。


本当に今気付いたのか?


純の隣には瀬音の姿があった。


驚きすぎて挙動不審な純とは対照的に前を向いて微動だにしない瀬音。


おいおい、純、驚きすぎて大丈夫か?
泳げないなんてことはないよな。


確かに、瀬音がこんな所にいるわけがないもんな。


観客席もざわついている。
なんで瀬音が記録会に出ているのか……


まぁ、俺が瀬音に言ったからなんだけどな。


記録会に出る必要はまったくないけど、逆に記録会に出ちゃいけない理由もないよな。


でも、本当に出るとは思わなかったけど。


純は、気持ちの整理をつける間もなく、スタートしてしまう。
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