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瀬音とボクとよしみくん
第32章 麻里亜の仮面
「麻里亜が男でもかまわない。本当に好きだから……」
え、瀬音くんってバカなの?
それに、まさかマリアちゃんとはエッチなことしてないの?
男でも、好きだなんて、どれだけマリアちゃんを愛してるの。
「……だから、ボクはマリアじゃない。純っ」
「……純?」
「……覚えてないの? 一応クラスメイトだったのに」
「本当か?」
ボクって、そんなに記憶に残らないくらいの存在だったの?
それはそれで悲しいよ。
瀬音くんはキョトンとしている。
あぁ、お前だったのかと、怒られて、嫌われる方がよかった。
泣けてきてしまう。
ボクの目からは涙がこぼれ落ちる。
「……ごめん、覚えていなくて」
泣いてしまったボクを慰めるように、瀬音くんが優しく抱きしめる。
え、瀬音くんってバカなの?
それに、まさかマリアちゃんとはエッチなことしてないの?
男でも、好きだなんて、どれだけマリアちゃんを愛してるの。
「……だから、ボクはマリアじゃない。純っ」
「……純?」
「……覚えてないの? 一応クラスメイトだったのに」
「本当か?」
ボクって、そんなに記憶に残らないくらいの存在だったの?
それはそれで悲しいよ。
瀬音くんはキョトンとしている。
あぁ、お前だったのかと、怒られて、嫌われる方がよかった。
泣けてきてしまう。
ボクの目からは涙がこぼれ落ちる。
「……ごめん、覚えていなくて」
泣いてしまったボクを慰めるように、瀬音くんが優しく抱きしめる。