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瀬音とボクとよしみくん
第34章 おまけ③ リクエスト
俺はありったけ力を振り絞り、走る。
走る。
「おいっ、無理するな、重いだろう。大丈夫だ。走るから」
「だ……だい、じょぶだ」
「無理だって」
「無理じゃねぇ。俺は……親衛隊……なんだから」
そうだ。
俺は……
「お前を、絶対守るって決めたんだからぁっ」
しかし、人一人を背負って逃げきるには限界があった。
やがて、追いつかれてしまう。
銃撃が俺の足を貫いた。
「ぐあっ」
俺はその場に倒れこむ。
「逃げろっ」
俺は剣を手に構える。
走る。
「おいっ、無理するな、重いだろう。大丈夫だ。走るから」
「だ……だい、じょぶだ」
「無理だって」
「無理じゃねぇ。俺は……親衛隊……なんだから」
そうだ。
俺は……
「お前を、絶対守るって決めたんだからぁっ」
しかし、人一人を背負って逃げきるには限界があった。
やがて、追いつかれてしまう。
銃撃が俺の足を貫いた。
「ぐあっ」
俺はその場に倒れこむ。
「逃げろっ」
俺は剣を手に構える。