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瀬音とボクとよしみくん
第7章 初めての女装○
ばれはしなかった。
有貴くんはまったく疑う様子はない。
「はじめまして、おれ、有貴。えっと、名前は……」
「はじめまして、純……あ、です」
「じゅん、ちゃん? よろしく」
おもわず、本名で言ってしまったけど、まったく疑う様子はなかった。
「マリアちゃんのいとこって聞いたけど……」
「……うん」
「マリアちゃんよりかわいいね」
「え? そうかな?」
あのマリアちゃんより?
正直うれしい。
有貴くんも本当によろこんでいるのがわかった。
でも、今おもえば、バレた方がよかったのかもしれない。
同じ男子だからわかる。
有貴くんの目がスケベだ。
その目線で、ドキドキしてきた。
ボクのこと、本当に女の子だと思っているのかな?
こういう時、本物の女子ならなんていうだろう。
マリアちゃんなら。
どこ見てんの、エッチ。
なんて言うかも。
でも、そんなこと、言えない。
男子のボクには、そんなセリフを言う方が恥ずかしい。
ドキドキがとまらない。
なんで?
なにに?
男子に見られているから?
女の子のかっこうをしてるから?
わからない。
有貴くんはまったく疑う様子はない。
「はじめまして、おれ、有貴。えっと、名前は……」
「はじめまして、純……あ、です」
「じゅん、ちゃん? よろしく」
おもわず、本名で言ってしまったけど、まったく疑う様子はなかった。
「マリアちゃんのいとこって聞いたけど……」
「……うん」
「マリアちゃんよりかわいいね」
「え? そうかな?」
あのマリアちゃんより?
正直うれしい。
有貴くんも本当によろこんでいるのがわかった。
でも、今おもえば、バレた方がよかったのかもしれない。
同じ男子だからわかる。
有貴くんの目がスケベだ。
その目線で、ドキドキしてきた。
ボクのこと、本当に女の子だと思っているのかな?
こういう時、本物の女子ならなんていうだろう。
マリアちゃんなら。
どこ見てんの、エッチ。
なんて言うかも。
でも、そんなこと、言えない。
男子のボクには、そんなセリフを言う方が恥ずかしい。
ドキドキがとまらない。
なんで?
なにに?
男子に見られているから?
女の子のかっこうをしてるから?
わからない。