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瀬音とボクとよしみくん
第8章 夜這い○
女の子の顔を見る。


目が合うと、女の子はニッコリ笑う。


慌てて、視線を落とし、全身を見る。


髪は金髪のロングヘア。
そして、服はフリフリでドレスみたいな。


正直、かわいい、が、顔は見覚えはない。


もう一度、目が合い、照れて下を向いてしまう。


「ひどいよ、まだ、わからないのぉ?」


こんなかわいい子、クラスに、いや、学校にいたか?


「そっちこそ、勘違いじゃないか? 誰かと間違ってない?」


「間違うわけないじゃん。瀬音くんに会いにきたんだよぉ?」


「オレに?」


「そうだよ」


駄目だ、わからない。


こんなかわいい子がオレに会いにきたんだなんて、意味がわからない。


「もう、急いできたのに。瀬音くんのおちんちんに会いに?」


女の子はそう言ってウインクした。
下手なウインクを。
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