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瀬音とボクとよしみくん
第10章 セーラー服で○

「わ、わかったよ。着ればいいんでしょ」
「おう、オレは部屋の外にいるからな。終わったら呼んで」
「え?」
別に、本当の女の子じゃないからいいのに、何故か瀬音くんは部屋を出て行った。
しかも、
「瀬音くん、下着まであるよ。いいの?」
「おう、全部着替えて」
瀬音くんが、ドアの向こうから返事をする。
まさか、下着もだなんて。
あれ?
この制服って。
アルファベットで、〈Jyun〉と刺繍がしてあるんだけど。
どういうこと?
まさか、ボクのために?
なんてね、まさか。
そういうメーカー名なのかな?
マリアちゃんの服に着替えたことを思い出す。
あの時は、されるがままだったけど、今度は、自分でひとつずつ、ゆっくりと着替える。
マリアちゃんには、化粧もしてもらったけど、今度は、ただ服をきるだけ。
しかも、男だと、はじめからわかっているのに。
「まだか?」
瀬音くんが、待ちきれずに声をかける。
「ま、まだ……」
本当は、もう着替えはできてるけど。
鏡を見ると、お世辞にも、女の子には見えない。
女装するなら、ちゃんとしたかったな。
「まだ?」
瀬音くんが、また声をかける。
「う、うん、いいよ」
さすがに、待たせられずに返事をすると、すぐに瀬音くんはドアを開けた。
瀬音くんの顔は直視できない。
瀬音くんの反応もない。
「おう、オレは部屋の外にいるからな。終わったら呼んで」
「え?」
別に、本当の女の子じゃないからいいのに、何故か瀬音くんは部屋を出て行った。
しかも、
「瀬音くん、下着まであるよ。いいの?」
「おう、全部着替えて」
瀬音くんが、ドアの向こうから返事をする。
まさか、下着もだなんて。
あれ?
この制服って。
アルファベットで、〈Jyun〉と刺繍がしてあるんだけど。
どういうこと?
まさか、ボクのために?
なんてね、まさか。
そういうメーカー名なのかな?
マリアちゃんの服に着替えたことを思い出す。
あの時は、されるがままだったけど、今度は、自分でひとつずつ、ゆっくりと着替える。
マリアちゃんには、化粧もしてもらったけど、今度は、ただ服をきるだけ。
しかも、男だと、はじめからわかっているのに。
「まだか?」
瀬音くんが、待ちきれずに声をかける。
「ま、まだ……」
本当は、もう着替えはできてるけど。
鏡を見ると、お世辞にも、女の子には見えない。
女装するなら、ちゃんとしたかったな。
「まだ?」
瀬音くんが、また声をかける。
「う、うん、いいよ」
さすがに、待たせられずに返事をすると、すぐに瀬音くんはドアを開けた。
瀬音くんの顔は直視できない。
瀬音くんの反応もない。

