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第2章 きいろい花

「？？？！」




バサササササっ・・・




さっさと自室に戻るオレの背後に

女の子が手を滑らせたのか

物を落とす音が聞こえる






『おい水樹～～？・・・って

？？？！・・・・・・』





「＃＊&＠％！！！～～&＊％＠！！？」




ギャン泣きしそうな女の子の声に







ドタドタドタ・・・っ






バタン・・・っ





揉め事臭のする足音に





でもって・・・？







ドカドカドカドカ・・・っ






バァン・・・！！！










頭から湯気の吹き出た弟が

オレの部屋に突っ込んでくる

騒がしい足音までしてくるんだな♪








『おいっ！！？ケイゴてめぇっ！？

コレはなんだ！！！？なんのつもりだ！

〃コレ〃は・・・っ！！！？』








さっきの女の子の比じゃない程

サルのように顔を真っ赤にした弟が

火山の大噴火でも起こしたみたいな顔で

オレに突き出してくるのは











思春期男子の必須アイテム












・・・・・・いかがわしい本(笑)