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Best name ~ ひまわりとの約束 ~
第3章 青い時代(とき)の瞬き
ガララ・・・



『・・・?』

『???』




カンナの手当てを終えて

片付けていると保健室のドアがあいた






トボトボ・・・






『あ・・・あの・・・葉月さん』






『あ・・・』




カンナは少し慌てて
平気を装うようにキリっとした




誰だ・・・コイツ?





姿を現したのは

どうやらさっき屋上で

カツアゲされかけてた



あのデブでメガネの

キモオタ系ボンボンか???






・・・と言いたいとこだけど





初めてマトモに姿見たけど



ソイツは一応


デブでメガネ・・・ではなかった(笑)





いかにもオタク系

いかにもボンボンっぽい感じ

ではあったけどね(笑)






『葉月さん・・・だ、大丈夫?』





オタク系ボンボンは

なんともナヨナヨと(?)頼りなげに
保健室に入ってきて

一応カンナを心配してるようだった





『ヨシオカくん・・・うんヘイキ!』






『葉月さん・・・ごめん

ぼく・・・ボクのせいで葉月さんに

ボク・・・うっ、うっ…ボク

ぇうっ・・・ぁうっ・・・』







『・・・』




コイツ・・・さ








オチッコ・・・~~とか







〃チビッて〃ないよね・・・??(苦笑)






とか言いたくなる

なんっっっとも言えない

クネクネしたカッコ?って言うかなぁ




まぁ・・・ざっくり言うと?










めちゃくちゃブン殴りたくなるタイプ(笑)











『よ・・・ヨシオカくん

もう、大丈夫だってば

泣かないでよ?ねぇ・・・』





それでも人の良いカンナは

そんな泣き虫クンを

なだめてあげていた

(オレには絶対できないぜ…ピクピク)







『ぼく…うっ…うっ…ごめん葉月さん』





律儀でお節介・・・ホントに

世話焼きなヤツ







なんて思ってたら・・・











『だけどね・・・ヨシオカくん

脅されてお金出すなんて

サイテーだよ・・・っ』







『っ・・・うっ・・・ぅ』








『・・・』



結構・・・言うことは言うのね

コイツ?
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