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イケメンエリートの欠点
第2章 交差する妬みと思い出

馬鹿丁寧にいちいち応じていたら、こちらの身がもたない-すぐに悟った。
第一、どんなにやんわりと否定してみせても、結果は同じなのだ。
『なにそれ、厭味?』
『その程度の顔でいい気になってんじゃないわよ』
『どうせ色仕掛けで迫ったんでしょ』
笑顔の裏の女の顔ほど、世の中怖いものはない。
どっちにしろ恨まれるのなら、相手を気遣う必要など少しもない。
適当に受け流してやればいいだけだ。
無駄な事に使う労力なんて、自分はこれっぽっちも持ち合わせてなどいない-本当に。
第一、どんなにやんわりと否定してみせても、結果は同じなのだ。
『なにそれ、厭味?』
『その程度の顔でいい気になってんじゃないわよ』
『どうせ色仕掛けで迫ったんでしょ』
笑顔の裏の女の顔ほど、世の中怖いものはない。
どっちにしろ恨まれるのなら、相手を気遣う必要など少しもない。
適当に受け流してやればいいだけだ。
無駄な事に使う労力なんて、自分はこれっぽっちも持ち合わせてなどいない-本当に。

