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イケメンエリートの欠点
第4章 幸せに揺れる日々

「ん?玲那は俺の可愛いお姫様だろ?」
「賢哉ってば…!」
『羨ましい』とよく言われるが、家にふたりきりならいざ知らず、こういう場所では頼むから勘弁して欲しい。
ひたすら自分を褒めまくる夫が、こういう時はただただ恨めしいだけだ。
手伝うべく賢哉が手を伸ばしてくるより早く。
玲那は大急ぎで右足の靴を脱いだ。
そんな妻の慌て振りに気遅れしながらも、やがて賢哉は微笑んだ。
入荷したての真新しいパンプスが夫の手により、玲那の足にそっと収まった。
「賢哉ってば…!」
『羨ましい』とよく言われるが、家にふたりきりならいざ知らず、こういう場所では頼むから勘弁して欲しい。
ひたすら自分を褒めまくる夫が、こういう時はただただ恨めしいだけだ。
手伝うべく賢哉が手を伸ばしてくるより早く。
玲那は大急ぎで右足の靴を脱いだ。
そんな妻の慌て振りに気遅れしながらも、やがて賢哉は微笑んだ。
入荷したての真新しいパンプスが夫の手により、玲那の足にそっと収まった。

