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イケメンエリートの欠点
第4章 幸せに揺れる日々

「賢哉の能力を疑ってるんじゃなくて。少なくとも平日の家事全般は、基本私の仕事だから」
「ごみ捨てくらいなんともないよ。重たい時だけじゃなくて、いつでも頼んでよ。玲那の憂鬱な気持ちが晴れるなら、寧ろ喜んで捨てに行きたいし」
妻の真意が分かった賢哉はほっとし、改めて家事の分担を志願する。
けれどやっぱり、彼女は首を縦に振ってくれない。
「賢哉がそう言ってくれるのは凄く嬉しいんだけど…賢哉が行ってくれた日の後は、大抵ご近所主婦の間で噂になってるから。それがちょっと困る…って、言うか」
語尾を濁す玲那に、賢哉は単純に驚く。
「ごみ捨てくらいなんともないよ。重たい時だけじゃなくて、いつでも頼んでよ。玲那の憂鬱な気持ちが晴れるなら、寧ろ喜んで捨てに行きたいし」
妻の真意が分かった賢哉はほっとし、改めて家事の分担を志願する。
けれどやっぱり、彼女は首を縦に振ってくれない。
「賢哉がそう言ってくれるのは凄く嬉しいんだけど…賢哉が行ってくれた日の後は、大抵ご近所主婦の間で噂になってるから。それがちょっと困る…って、言うか」
語尾を濁す玲那に、賢哉は単純に驚く。

