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イケメンエリートの欠点
第4章 幸せに揺れる日々

見事、どうやら上手く誘導出来たようで、肩の荷がようやく下りる。
新しい靴も、ピアスも、心ときめかない自分はどこかおかしいのだろうか。
クローゼットに入り切らないほどの洋服も、棚にしまえないくらいの靴も、いつからか嬉しくなくなった。
愛されている証拠故だと思えば、簡単に無下には出来ないけど、感覚が少しずつ麻痺しているようだった。
漫画を読みながら大好きなアイスを食べられれば、それだけで十分幸せなんだけどーレジに立つ夫をぼんやり眺めながら、玲那は思う。
支払いを済ませた賢哉が、自分の元に戻って来る。
「お待たせ、玲那」
嬉しそうな夫に合わせ、玲那もまた喜びの笑顔で出迎えた。
新しい靴も、ピアスも、心ときめかない自分はどこかおかしいのだろうか。
クローゼットに入り切らないほどの洋服も、棚にしまえないくらいの靴も、いつからか嬉しくなくなった。
愛されている証拠故だと思えば、簡単に無下には出来ないけど、感覚が少しずつ麻痺しているようだった。
漫画を読みながら大好きなアイスを食べられれば、それだけで十分幸せなんだけどーレジに立つ夫をぼんやり眺めながら、玲那は思う。
支払いを済ませた賢哉が、自分の元に戻って来る。
「お待たせ、玲那」
嬉しそうな夫に合わせ、玲那もまた喜びの笑顔で出迎えた。

