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イケメンエリートの欠点
第4章 幸せに揺れる日々

「俺は玲那の掌で、上手く転がされてたんだ」
「今頃気付いたの?」
「まさか」
玲那の頰を両手で挟み、賢哉は間近で告げる。
「玲那が『アイス食べたい』って言えば、即コンビニ買いに行くし。テレビ見てた玲那が『私も肉まん食べたくなっちゃった』って呟けば、これまた夜中でもコンビニに走るし。気付けばいつも、玲那のいいように行動してる。こういうが手玉に取られてるって言うんだろうなあって、薄々思ってた」
「全部食べ物ばっかり」
「でも事実だろ」
膨らんだ玲那の両頰を押さながら、賢哉は笑った。
「今頃気付いたの?」
「まさか」
玲那の頰を両手で挟み、賢哉は間近で告げる。
「玲那が『アイス食べたい』って言えば、即コンビニ買いに行くし。テレビ見てた玲那が『私も肉まん食べたくなっちゃった』って呟けば、これまた夜中でもコンビニに走るし。気付けばいつも、玲那のいいように行動してる。こういうが手玉に取られてるって言うんだろうなあって、薄々思ってた」
「全部食べ物ばっかり」
「でも事実だろ」
膨らんだ玲那の両頰を押さながら、賢哉は笑った。

