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イケメンエリートの欠点
第4章 幸せに揺れる日々

「先週だって『あー、肉まん食べたいなあ。でもこんな夜中に買いに行くの寒いし、食べたら太っちゃうよね。でもやっぱり、ちょっとだけ食べたいなあ』…って、言ってたばっかじゃん?」
「ただの独り言だもん」
とぼける玲那の頬を強めに両手で挟み込んで、賢哉は怖い顔を作る。
「俺の方ちらちら見ながら、大きな声で何度も繰り返してただろ」
「んー、賢哉ってば!変な顔になっちゃうから、そんなにぎゅっとしたらだめ」
玲那はじたばたする。
「ならないよ。玲那は何をしても可愛いから。今も頬っぺた膨らんだリスみたいで、凄く可愛い」
「えー、リスぅ?」
小動物のリスは、確かに愛らしい存在だ。
可愛いには違いないけど、なんだか手放しでは喜べないものがあり、玲那は微妙な反応をするしかない。
複雑な心境でいる玲那をよそに、賢哉の追及は続く。
「ただの独り言だもん」
とぼける玲那の頬を強めに両手で挟み込んで、賢哉は怖い顔を作る。
「俺の方ちらちら見ながら、大きな声で何度も繰り返してただろ」
「んー、賢哉ってば!変な顔になっちゃうから、そんなにぎゅっとしたらだめ」
玲那はじたばたする。
「ならないよ。玲那は何をしても可愛いから。今も頬っぺた膨らんだリスみたいで、凄く可愛い」
「えー、リスぅ?」
小動物のリスは、確かに愛らしい存在だ。
可愛いには違いないけど、なんだか手放しでは喜べないものがあり、玲那は微妙な反応をするしかない。
複雑な心境でいる玲那をよそに、賢哉の追及は続く。

