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第4章 幸せに揺れる日々

「さてと。ちょうどこの階に本屋さんあったし、漫画買って、夜ご飯テイクアウトして、家でゆっくりしようか」

ひとしきり笑った賢哉に、問い掛けられる。

まだ子供がいない事もあり、休日は自分達の好きに時間を使えた。

行きたい場所に自由に行き、ふたり暮らしな事もあり、金銭的な余裕もそれなりにある。

外食やテイクアウトなんてと眉を顰められる事などなく、寧ろ日曜日くらいゆっくりして欲しいと積極的に勧められる。

夫は優しく、誰よりも自分を愛してくれている。