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イケメンエリートの欠点
第5章 かけ離れた幸福

「玲那さんも酷いと思うでしょ?」
息巻く緋音に話題を振られ、玲那はウーロン茶のコップを手に取る。
天津飯を急いで喉の奥に流し込み、ようやく会話出来る状態となった。
「莢子さんが、付き合って三日目の大学生カップルを破局に追い込んだ話?」
「…はあ。玲那さん見てたら、怒る気なくした」
急に投げやりな態度となった緋音に、玲那は不安を覚える。
「え、ごめんなさい。その話じゃなく…?」
「いや、そうなんだけど。頬袋に餌を溜め込むリスみたいな玲那さんに、一気に脱力した」
半分呆れ気味に告げて、緋音は面倒臭そうに海老を箸で掴んだ。
息巻く緋音に話題を振られ、玲那はウーロン茶のコップを手に取る。
天津飯を急いで喉の奥に流し込み、ようやく会話出来る状態となった。
「莢子さんが、付き合って三日目の大学生カップルを破局に追い込んだ話?」
「…はあ。玲那さん見てたら、怒る気なくした」
急に投げやりな態度となった緋音に、玲那は不安を覚える。
「え、ごめんなさい。その話じゃなく…?」
「いや、そうなんだけど。頬袋に餌を溜め込むリスみたいな玲那さんに、一気に脱力した」
半分呆れ気味に告げて、緋音は面倒臭そうに海老を箸で掴んだ。

