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イケメンエリートの欠点
第5章 かけ離れた幸福

「確かに玲那さん、リスっぽいかも」
「なんでも目一杯食べるものねえ」
さっきまでのとげとげとした空気は一変し、美苗と莢子も注目する。
「えー。なんか食い意地張ってるって言われてるみたいで、あんまり嬉しくない」
玲那が難色を示せば、三人は大真面目なそれで頷く。
「『みたい』じゃなくて『そう』なのよ」
「ひどーい!…そう言えば昨日、賢哉にもリスに似てるって言われたんだった」
玲那の呟きも、緋音の大きな溜め息に見事掻き消される。
「はいはい、ご馳走さま。愛しの賢哉さんに『リスみたいな玲那可愛い』って、またべた褒めされた話ね」
適当にあしらい。
緋音は海老を口に放り込んだ。
「なんでも目一杯食べるものねえ」
さっきまでのとげとげとした空気は一変し、美苗と莢子も注目する。
「えー。なんか食い意地張ってるって言われてるみたいで、あんまり嬉しくない」
玲那が難色を示せば、三人は大真面目なそれで頷く。
「『みたい』じゃなくて『そう』なのよ」
「ひどーい!…そう言えば昨日、賢哉にもリスに似てるって言われたんだった」
玲那の呟きも、緋音の大きな溜め息に見事掻き消される。
「はいはい、ご馳走さま。愛しの賢哉さんに『リスみたいな玲那可愛い』って、またべた褒めされた話ね」
適当にあしらい。
緋音は海老を口に放り込んだ。

