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イケメンエリートの欠点
第5章 かけ離れた幸福
「そうそう、玲那さんってほんっとリスみたいなんですよねー。食べてる時は勿論、普段のちょっとした仕草なんかが。小動物がちまちま動いてるのを連想させて、なんか見てて飽きない」
「…緋音さん、それ褒め言葉ですか?」
微妙な表現に玲那が難色を示せば、緋音は心外だとばかりに瞳孔を開いた。
「当然よ。だから玲那さんは十分、旦那さまに愛される資格あると思うけど?なんでそんな事言うわけ?」
疑問に満ちた三人の目が、玲那に集中した。