この作品は18歳未満閲覧禁止です
イケメンエリートの欠点
第6章 擦れ違う思惑
「あ、あ…ぁっ」
ベッドの上に仰け反り。
玲那は高らかに嬌声を放つ。
長く波打つ髪が乱れ、顔にかかる。
浅い呼吸を重ねながらひたすら耐えていれば、やがて夫の片手が腹部まで下りる。
彼の次の行動を予測した玲那の脳が、突如覚醒する。
このままではいつもと同じ。
彼の思うままになって、夜が終わってしまうー玲那はどうにか半身を起こす。
「まさや、ちょっと待って」
甘く啼いていた妻がいきなり真顔となり、さしもの賢哉も一瞬止まった。