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イケメンエリートの欠点
第7章 波乱の予感
幸せとはこういうものなのだろうと、玲那は改めて思う。
自分用に焼いていたパンをトースターから取り出し、夫と同じくバターとキウイフルーツジャムを塗る。
その際人差し指に僅かにジャムが付着してしまい、あまり行儀が良くない事を玲那は企むが、賢哉が一瞬早かった。
向かい側から右手を掴まれ、身を乗り出した彼にあっと言う間にその指を口に含まれる。
舌先がそこを幾度も優しく舐め取り、身体をびくんとさせてしまったところで、夫はようやく離れていった。