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イケメンエリートの欠点
第7章 波乱の予感
「お弁当箱、満員電車でなんとしても死守しないと」

玲那としても悪い気は勿論しないが、真剣に作戦を練ってる賢哉の姿はいささか仰々しい。

「毎日ぎゅうぎゅうの電車に揺られて、通勤だけで大変だよね」

「んー?でもそんな長い時間じゃないし。何年も続けてたら、自然と慣れてどうにか適応するもんだよ」

事もなげに賢哉は言って、ミニトマトを口に放る。

実際、彼を今最も悩ませているのは『いかにしてお弁当を傾けずに職場まで運ぶか』だった。

そんな夫は、正直少し変わったところがあった。

だけど偉ぶる素振りも見せず、些細な事でも本気で取り組む姿勢は、微笑ましいと言えなくもなかった。
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