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イケメンエリートの欠点
第3章 水の中での戯れ
「…ほんと?」
信じられない面持ちの玲那の問いに答える事はせず、賢哉は再度彼女の身体を元通りの位置に収めた。
背後からぎゅっと抱き付かれるが、玲那は訝しまずにはいられない。
「どういう風の吹き回し?」
「なにそれ?なんか疑ってる?」
「だって」
「俺が玲那のする事に『だめ』とか『いや』とか、今まで一度でも言った事があった?」
「たった今ー」
反論しかければ、背面からふたつの膨らみに両手が添えられ、玲那は口を噤まずにはいられなくなる。