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イケメンエリートの欠点
第3章 水の中での戯れ
角度を変えて続く口付けの合間、玲那の唇に自然と隙間が出来る。

待ち構えていたかのように、口内に彼が侵入してきた。

先端が玲那に触れ、そして絡む。

「ん、あ…」

刺激に悶え、玲那は甘い吐息を零す。

「まだ入ったばかりなのに、もう出ちゃうの?」

一旦玲那を解放し、幾分荒れた呼吸で賢哉は問う。

「…だって夕飯もまだだし。賢哉、明日も仕事でしょ?そろそろー」

窘《たしな》めてはみるものの、しかしそれはなんの効力もなかった。

もっとも。

それは口にする前から、決まっていた事でもあったけど。
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