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甘い吐息に誘われて
第5章 柳太以外じゃ物足りない。
「結菜ー帰ろうぜ。」

机でじっと座る結菜。

昨日ナンパスポット行って危ない目にあったなんて

とてもじゃないけど言えない。

「考え事か?

どうせくだらない事だろ?

小テスト悪かったとか?

飴あげよっか?」

「何だよ 泣きそうな顔してんじゃねぇよ

俺何かしたかよ。」

「して…」

「え?聞こえねぇよ」

耳元で囁いたのは

その…柳太の舐めたいの!

赤く顔を染めた結菜はまた俯く。

柳太も手で顔を隠し、赤くなってしまった。
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