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乳房星(再リフォーム版)
第94章 陽だまり
「なみさん。」
「なあに?」
「なみさんとムッシュイワマツどのは、同じ施設で暮らしていたのかなぁ~」
「せや。」

なみさんは、ひとかんかく置いてポムじいさんに言うた。

「よーくんが施設に来たとき、なみは15か16だった…先生(施設長さん)が忙しい時は、なみがよーくんのメンドーをみよった。」
「そうか…なみさんは、ムッシュイワマツどのと結婚を考えているのかなぁ~」
「それはあらへんねん…よーくんはなみより15したよ…よーくんのお嫁さんは、よーくん自身で選ぶわよ…なみ、赤ちゃんうめへん身体で、結婚は2~3べん失敗しとるけん…よーくんと結婚できんのよ。」

そんな時であった。

外にいるけんちゃんとてつろうがカボチャおばけのマスクをかぶって、なみさんとポムじいさんの会話を聞いていた。

店内の鏡に、カボチャおばけが写っていた。

なみさんとポムじいさんは、そんなことは気にせずに会話を続けた。

「そうか…ほな、ちょうどよかったわ。」
「ちょうどよかったって?」

この時、けんちゃんとてつろうは戦隊もののオメンをかぶって、なみさんとポムじいさんの会話を聞いていた。

それでも、なみさんとポムじいさんは気にすることなく会話を続けた。

「なみさん、ワシとサイコンせえへんか?」

エーッ…

なみさん、あななじいさんとサイコンするんですか~

けんちゃんとてつろうは、思わず声をあげそうになった。

けんちゃんとてつろうは、ゾンビのマスクをかぶってなみさんとポムじいさんの会話を聞いていた。

なみさんとポムじいさんは、会話を続けた。

「どうかなぁ~」
「せやな…ポムじいさんは、奧さんが亡くなられてからどれくらいになるの?」
「20年だよ。」
「せやけど、息子さん夫婦たちとお孫さんたちがたくさんいてはるやん。」
「せやけど…」
「さっきも言うたけど、なみは赤ちゃんうめへん身体で結婚は2~3べん失敗しとんよ…それでもかまへん?」

なみさんの問いに対して、ポムじいさんはこう答えた。
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