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乳房星(再リフォーム版)
第96章 異邦人・その2
正午過ぎであった。

正午の潮岬の天気は、南東の風・風力8・暴風雨・930ヘクトパスカル・気温20度であった。

三重県尾鷲市でも、1時間に50ミリに相当する雷を伴った非常に激しい雨が降った上に、80ノット(風速40メートル・瞬間的に55メートルくらい)に相当する暴風が吹き荒れた。

大雨洪水暴風波浪高潮警報が発令されている中であった。

ゆりこが、魚市場の構内で消防団のおっちゃんたちの手によって引き上げられた。

ゆりこが引き上げられた時、白い貝殻の形の細いストラップのブラジャーだけしか着けていなかった。

ゆりこは、ホストのカレにレイプされたあと海に突き落とされたと言うことになる。

海から引き上げられたゆりこは、棺に安置されたあとまたしてもたつろうさんの実家へ運ばれた。

ゆりこは…

今度はもうアカンやろな…

時は、夕方6時10分頃であった。

けんちゃんと一緒に旅をしていたてつろうは、再びホームシックになった。

JR尾鷲駅でけんちゃんから『甘ったれのオンドレなんかよぉメンドーみれん!!』と怒鳴られて突き放されたてつろうは、非常に激しい雨に打たれながらトボトボと歩いて実家へ向かっていた。

実家へ着いたのは、夜6時50分頃だった。

家に着いた時、大広間に消防団のおっちゃんたち40人がいて、大酒飲みながらゲラゲラわろてた。

おっちゃんたちは、今夜のプロ野球日本シリーズ・東京読売巨人軍-福岡ダイエーホークス(今はソフトバンクホークス)のテイタラクを話しながらゲラゲラわろとった。

そんな中で、てつろうがフラリと帰宅した。

てつろうは、縁側からそおーっと上がったあとおっちゃんたちがいる大広間のとなりの広間へ行った。

広間には、ゆりこが安置されている棺と祭壇が置かれていた。

てつろうが忍び足で広間に入った時であった。

突然、棺の中から叫び声が聞こえた。
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