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乳房星(再リフォーム版)
第102章 ワインレッドの心・その2
時計のはりは、深夜3時をさしていた。

店内に、酒類の空びんが転がっていた。

のみくらべをしているけんちゃんとCEOさんは、デイスイ状態におちいった。

「コラ若造!!もうええかげんに観念せえや!!」
「まだまだ!!」
「ほんなら最後の勝負だ!!オーイ、ピンドンもてこいや!!」

このあと、テーブルの上にドンペリのビンがボーリング状に並べられて置かれた。

けんちゃんとCEOさんは、最後の勝負『ピンドン』を始めた。

2人は、ドンペリ10本を一気に飲み干したあと、ヨレヨレの状態で悪口の言い合いをした。

その後、けんちゃんが意識を失って倒れた。

意識を失って倒れたけんちゃんに、CEOさんはエラそうな口調で言うた。

「あんたは外交が下手くそやのぉ…そういうことで、19パーセント分はやらんぞ…わしらはアルコール飲料のプロやで…外交が下手くそなヘボに、アルコール飲料のことを語る資格などないわ…へっ、ざまあみろ…」

その時であった。

「おぬし!!さっきの言葉をもういっぺん言うてみろ!!」

この時、CEOさんの前にポムじいさんがやって来た。

ポムじいさんは、ものすごい血相でCEOさんに凄んだ。
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