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それでも僕は
第12章 12※





「南先輩が執事姿で接客しているらしいぜ」
沢村くんの口から南先輩の名前が出て来て思わずドキッとする。
「スゲー格好良いって評判だぜ」
南先輩の執事姿と聞いて胸が高鳴る。長身で美形の南先輩がそんな格好したら絶対格好良いはず。
「俺もさっき南先輩のクラスに行ったけど、スゲー様になっていた格好良かったぜ」
「そうか…」
僕は興味ないふりするが、内心南先輩の執事姿見たくて仕方なかった。沢村くんが別のお客さんのところに行くのを見送って、僕達は沢村くんのクラスを出た。
「……どうしたの?急に黙って…」
「……別に…なんでもない」
途中から急に大人しくしていた正臣くん。なんでもないと言うがまさか南先輩と正臣くんの間に何かあったんだろうか?沢村くんと揉めたように、南先輩と正臣くんが揉めるなら南先輩のクラスに行くはやめようかな?南先輩に迷惑かけたくないし。僕はため息を吐いて、パンフレットを取り出しどこ行くか考える。
「かき氷やってるクラスあるんだね、そこにする?」
「え?ミナミちゃんのクラスに行くんじゃないのか?」
僕がかき氷をやっている3年のクラスに行くかと尋ねると正臣くんは残念そうに僕を見上げた。僕は正臣くんが南先輩のところに行きたがっていることに少なからず驚く。正臣くんを南先輩と会わせても、さっきみたいなトラブルは起きないだろうか?
「……のど乾いたし、南先輩のところ行こうか?」
散々悩んだ結果、南先輩の執事姿見たさに屈した僕は南先輩のクラスに向かった。
「すごい人だかりだね」
「そうだね…」
やっぱり執事姿の南先輩を一目見ようと多くの女性客が南先輩のクラスに殺到している。結構な時間並びそう…僕はよそのクラスに行くかと正臣くんに尋ねるが正臣くんは首を横に振った。待っている間、妙に大人しい正臣くんが気になって仕方なかった。昼食に近い時間帯のせいか、それとも南先輩の執事姿を見に来たのか、長時間なんでやっと南先輩のクラスに入れた。僕は案内された席に座り、南先輩を探す…長身の南先輩はすぐに見付かった。南先輩は女性の接客をしている。すらっとした長身に甘いマスクの南先輩の笑顔に女性は顔を赤くしている。
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