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それでも僕は
第21章 21☆


「………風邪引くといけないから、髪を乾かして…それまでにご飯はできていると思うから」
「……うん…」
俺はドライヤーを借りにゆうの部屋に向かう。俺が髪を乾かしてからリビングに戻るとすでに夕飯の準備ができていた。
「ケイ、夕飯にしようか?」
「うん…」
俺はイスに座ってゆうと一緒に夕飯を食べる。ゆうの作ったご飯はどれも美味しい。基本少食の俺でもゆうの作るご飯は食べやすい。ゆうと楽しく喋りながらご飯を済ませる。俺はゆうと一緒に食べるご飯が好きだ、どうしても独りの食事は味気なくて食欲が湧かない。




「あぁ…まだ起きていたのか」
風呂から帰って来たゆうはまだ起きていた俺目を細めた、ゆうはベッドに腰を下ろし、ドライヤーで濡れた髪を乾かす。俺は後ろからゆうに抱き着く。
「どうした?ケイ?」
「………寒い…」
「そうか…」
寒いと言いながら抱き着いて来た俺にゆうは柔らかく微笑む。
「じゃあ寝ようか?」
ゆうは髪を乾かし終えると俺を抱き締め毛布を被る。
「確かに冷たいな…ちゃんと身体を暖かくしないと風邪を引くよ、ケイ」
俺の手を握ったゆうが少し困ったように眉を寄せた。
「じゃあゆうが暖めてよ」
「んッ…」
いきなりキスしてきた俺にゆうは目を丸くする、
「はぁッ… 」
俺はゆうの首に腕を回し、キスを深める。最初は驚いて呆然していたゆうも俺のキスに応じ、舌を俺の舌に絡めた。久しぶりのゆうとのキスに俺の身体が震える。
「今まで会えなかった分、今日はたっぷり構ってもらうよ、ゆう」
「け、ケイ…」
唇を離した俺はゆうに身体をくっつけた。ゆうは顔を真っ赤にして俺を見詰める。
「ゆうの手は暖かいね」
俺はゆうの手を自分の服の中に入れる。筋肉質な身体のせいか、ゆうの体温は高い。それが心地良い。
「ゆうの手…気持ち良い」
冷たい俺の身体にゆうの暖かい手は気持ち良い、俺の蕩けた表情を見て、ゆうは喉を鳴らした。
「ケイ…」
「嫌?」
ゆうはものすごい困った顔をした。
「……嫌じゃないけど、我慢できる自信が…」
我慢できる自信がないと弱気になるゆうに俺はキスをする。
「良いよ、ゆうの好きにして」
ゆうに全てを捧げる覚悟はすでにできている。ゆうは俺の後ろに手を伸ばした。
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