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それでも僕は
第8章 8☆





「…じゃあ慧くん、身体に気を付けてね」
「はい、お世話になりました」
俺は帰るゆう達を見送る。少し寂しい…。俺はゆうは恋人になって、ゆうの1番になったんだから寂しがる必要ないのに。付き合ってますます自分が我が儘になっていくことに気付く。
「………ちょっと忘れ物…」
「忘れ物?何を…」
ゆうはドアを開けかけて何かを思い出したように引き返した。何を忘れたんだろうと思ったらゆうにいきなりキスをされた。
「……優斗さん、待たせているから今日はこれだけな?」
少し物足りなさそうなゆう。優斗さんを待たせるといけないと言ってゆうは出て行った。
「………ずるいよ、ゆう」
俺はその場にうずくまる。時々こうやって甘えてくるゆうが可愛くてドキドキ止まらない。ゆうのこういう一面が俺をどんどん貪欲にしていく。






「ゆう、お待たせ」
「じゃあ俺の家に行こうか?」
明日が休みなので今日はゆうの家にお泊りに行く予定だ。一旦俺の家で着替えを取り帰ってからゆうの家に向かう。
「いらっしゃい…ケイ」
「うわッ…」
広いリビングに感嘆の声が漏れる…snsで優斗さんが名の通った大企業に勤めているのは知ってたけど、こんな良いマンションに住んでいるとは…。軽くカルチャーショックを受けたが入院して遅れた勉強を取り戻すためにゆうに勉強を教わりに来たのを思い出す、初めてのお泊りで浮かれそうになるが勉強を教えてくれるゆうのためにも勉強を頑張らなくては。
「…分からないところがあったら聞いてね」
俺は教科書を開き先生が出した課題に取り掛かる。ゆうは俺の向かいに座り、メガネをかけ自分の課題を始めた。
(うわぁ…すごい格好良い)
メガネをかけたゆうはいつもより知的でクールで大人びている。可愛いところも多いがこうして大人っぽい雰囲気も多く、思わず見惚れてしまう。
(………はっ!!?)
いけない、いけない、ゆうに…ではなく勉強に集中しなければ…俺はゆうをできるだけ視界に入れないように課題に神経を集中させる、少しでもゆうに意識を向ければ見惚れてしまい勉強どころではなくなる。メガネ姿のゆうを見れないのが非常に残念だが今は勉強に集中しなければ…。
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