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それでも僕は
第8章 8☆




「あぁ…ここは…」
課題を前にうーんうーんと唸っている俺に気付いたゆうは課題を覗き込み、教えてくれた。ゆうは俺の顔が引き攣っていることに気付き眉を歪めた。
「…もしかして体調悪い?」
「ち、違うよ…さ、さあ続き!!続き!!」
「…本当か?」
誤魔化すように課題を再開しようとした俺にゆうは目を細め額を俺の額にくっつけた。ゆうのキレイな顔を至近距離で見つめ俺の意識が固まる。
「…熱はないみたいだけど、無理はしないで」
「う、うん…」
ゆうのキレイな顔が遠ざかっていくのに残念だと思う一方、このままゆうの顔を至近距離で見つめていたらどうかなりそうだったのでほっとしていた。
「……今日はここまでにしよう」
ようやく半分が終わったところでゆうがストップをかけた。
「ケイ…良く頑張ってね」
ゆうが柔らかく微笑む、もっとゆうを近くで見たい、触りたい。ゆうは部屋を出てクッキーと紅茶を持って戻って来た。
「頑張ったご褒美にクッキーあげるね」
「ゆ、ゆう…」
「なに?他にほしいものある?」
俺はゆうのYシャツを掴んで座らせる、首を傾げるゆうに抱き着く。ゆうは目を瞠って驚く。
「ケイ…」
「ごめん…ゆうのメガネ姿が格好良すぎて我慢できない」
俺はゆうの頬を両手で挟む、ゆうは目を丸したあと苦笑した
「ケイは可愛いな」
呆れられたと思った俺にゆうに蕩けるような笑みを向けるゆう。俺はゆうの唇に触れる、柔らかい唇にキスしたくてウズウズする。俺はゆうにキスしようと顔を近付けるが寸でのところで思い止まる。
「ごめん、ずっとゆうに触れたかったから」
「そうか…俺もケイ触りたかったから同じだな」
ゆうは俺の腰に腕を回す。
「ケイ…キスしてほしい」
ゆうが目を閉じる、俺はゆうの唇をなぞる、ゆうの長い睫毛がぴくっと動いた。俺はゆうにキスをした。初めて俺は自分からゆうにキスした。
「ゆう、口を開けて」
いつもの触れるだけのキスでは満足できない俺はゆうの咥内に舌を入れる。ゆうは積極的な俺に目を丸くした。俺とゆうは舌を絡め合う。ゆうは床に手を付く。少し涙目になっているゆうを可愛いと思いながらキスを深めていく。リビングに水音が響く。
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