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それでも僕は
第8章 8☆




「け、ケイ…んっ…はっ…」
唇と離すと俺とゆうの間を透明な線が繋ぐ。
「…ご、ごめん…ちょっと動けない」
俺のキスで腰が抜けたゆう。さすがに夢中になり過ぎていたのを反省する。
「…ごめん、やり過ぎた」
「良いよ、ケイから積極的なキスされて嬉しかったし、気持ち良かったよ」
荒い息をしながら頬を赤くするゆうが可愛い。
「ケイ…すごいドキドキしている」
「……ゆうだって」
俺とゆうは顔を見合わせ笑い合う。






「優斗さん、土日仕事で帰って来れないって」
時計の針がそろそろ8時を誘うとしていたころ、ゆうのスマホに優斗さんからメールが届いた。ゲームしたりして楽しい時間はあっという間に過ぎて行った。少し遊び疲れた俺とゆうはテレビを見ながらゆっくりしてた。
「今日はオムライスにするけど良い?」
「うん」
ゆうはキッチンに向かい黒いエプロンを着て夕飯の準備に取り掛かった。
「ゆうって料理できるんだ?」
「あぁ…両親が共働きだったから」
俺はエプロン姿のゆうを眺める。エプロン姿のゆうは格好良さと可愛いさが同居していて目を奪われる。出会ってから間もないし、付き合い始めたにはつい最近だから俺がゆうの知らない一面があっても仕方ないと思う。けど、こうして俺の知らないゆうの一面を見るたび、俺はゆうにハマっていく。ゆうを知れば知るほどゆうのことが好きになっていく。もっとゆうを知りたい、もっとゆうを好きになりたい。
「…どうした?」
凝視している俺に気付いたゆう。
「……そういえばゆうって俺といない時、何しているのかな?って、趣味とかないのかって」
「あぁ…」
俺はゆうに視線を固定する。
「趣味ってほどじゃないけど、バスケ部に入っているよ」
「えッ!?」
ゆうがバスケやってることを始めて知った俺は驚きの声を上げる。勉強や料理だけではなくスポーツまでできるなんて…。完璧人間ってゆうみたいな人のことを指すんだろうな。
「ゆうって最近俺に構ってばっかだけど部活大丈夫なの?」
「あぁ…大きな大会はすでに終わって引退したから、今は少し暇な時に身体を動かす程度だよ」
ゆうの負担になってないかヒヤヒヤしたが、ゆうの言葉にひとまず安堵する。
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