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第3章 始まりの夜

「んはあぁぁっ……だめ……だめ……」

「だめ」しか言えない夏希だが、その顔は普段の可愛くておとなしい夏希ではなく感じている女の顔になっている。

その声もコールセンターの客からも時々「可愛い声ですね」と言われる夏希の声ではなく、感じている女の官能的な声になっている。

親友の梨香にこんなことされるのは初めてだし、それを男性に見られているなんてもちろん人生初。