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ナンパ犬太郎傑作選
第2章 ナンパ犬太郎傑作選1-2『変態「プロ腐女子」観察日記 中編』
私はテーブルの上のサイコロステーキの皿を手に取って顔に近づけ、イヤラシく舐めるように見つめながら、優に語りかけた…
「だって、料理だってそうでしょ…?まずは食べる前にこうやって手にとってさ…」
「うん…」
「焼け具合とか、肉汁がいい感じだとか…柔らかそうだなとか…漂う香りとか焦げ目をじっくり見て楽しんで…」
「んんっ…はっ…」
「そうしてはじめて箸でつまんでさ…うわぁ…いい色合いだなぁ…ジューシーで美味しそう…って間近で見てようやく…」
「はぁ…はぁっ」
「口にはこんで…」
そう言いながら私は、すでにハァハァと息を荒らげている優の口の中へ、サイコロステーキを押し込んだ…。
「んっ…」
すると優はサイコロステーキを唇に挟んだまま、私に訴えかけるように軽く首を突き出し…
「んー!」
「ん?」
「んっ、んっ…!」
「んん?」
「んーーっ…!」
まるで事態が把握出来ないでいる私に、優は自分の横のイスを何度も指差した。
「あ…!もしかして横に来て…って事?」
「んっ、うんっ…!」
優はもどかしげに、首を縦に振った。
鈍感な私は席を立ち、優の真横に座った。
優はサイコロステーキを咥えたまま私の胸元に手を添え、顔を大きく上げた。
「ん…!」
「なに、優ちゃん…口移し、したいの…?」
「ん、うん…」
「ダメ…優ちゃんから来てよ…」
「んん~っ?」
優は一瞬恥ずかしそうな顔を見せたが、咥えたサイコロステーキを私の唇まで運ぶと…
私の口の中にサイコロステーキを押し込む様に舌を差し入れ、しばし私と優は舌を絡め合いながら肉の脂の味を堪能し合った…。
「あふ…ん…」
「はぁ…ああ、ん…」
個室居酒屋とはいえ、私と優が『ちょっとした行き過ぎた行為』を楽しんでいた席にはざわざわと周囲の客のざわめきが伝わっていた…。
しかし私と優はそんなざわめきをむしろスパイスに感じ、行為を楽しんでいた。
サイコロステーキを互いの口の中に行き来させ、舌を絡め合いながら肉の脂の味を堪能した後…
私がサイコロステーキの端を噛むと優も肉の端を前歯で噛み、互いに引っ張り合いながら二つに千切って、ようやくサイコロステーキを食べ終えた。
「だって、料理だってそうでしょ…?まずは食べる前にこうやって手にとってさ…」
「うん…」
「焼け具合とか、肉汁がいい感じだとか…柔らかそうだなとか…漂う香りとか焦げ目をじっくり見て楽しんで…」
「んんっ…はっ…」
「そうしてはじめて箸でつまんでさ…うわぁ…いい色合いだなぁ…ジューシーで美味しそう…って間近で見てようやく…」
「はぁ…はぁっ」
「口にはこんで…」
そう言いながら私は、すでにハァハァと息を荒らげている優の口の中へ、サイコロステーキを押し込んだ…。
「んっ…」
すると優はサイコロステーキを唇に挟んだまま、私に訴えかけるように軽く首を突き出し…
「んー!」
「ん?」
「んっ、んっ…!」
「んん?」
「んーーっ…!」
まるで事態が把握出来ないでいる私に、優は自分の横のイスを何度も指差した。
「あ…!もしかして横に来て…って事?」
「んっ、うんっ…!」
優はもどかしげに、首を縦に振った。
鈍感な私は席を立ち、優の真横に座った。
優はサイコロステーキを咥えたまま私の胸元に手を添え、顔を大きく上げた。
「ん…!」
「なに、優ちゃん…口移し、したいの…?」
「ん、うん…」
「ダメ…優ちゃんから来てよ…」
「んん~っ?」
優は一瞬恥ずかしそうな顔を見せたが、咥えたサイコロステーキを私の唇まで運ぶと…
私の口の中にサイコロステーキを押し込む様に舌を差し入れ、しばし私と優は舌を絡め合いながら肉の脂の味を堪能し合った…。
「あふ…ん…」
「はぁ…ああ、ん…」
個室居酒屋とはいえ、私と優が『ちょっとした行き過ぎた行為』を楽しんでいた席にはざわざわと周囲の客のざわめきが伝わっていた…。
しかし私と優はそんなざわめきをむしろスパイスに感じ、行為を楽しんでいた。
サイコロステーキを互いの口の中に行き来させ、舌を絡め合いながら肉の脂の味を堪能した後…
私がサイコロステーキの端を噛むと優も肉の端を前歯で噛み、互いに引っ張り合いながら二つに千切って、ようやくサイコロステーキを食べ終えた。