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籠の中の天使
第2章 苦しみと光…



「やべ…、興奮し過ぎて上手く挿んねー。」

「出来ないなら代われよ。」

「やれるってば…。」


足を無理矢理に開かされた。

男の子の棒は私の股間で何度も擦られる。


「あ…、出るっ!」


そう叫ぶと同時に男の子の棒から白濁した液体が私のスカートいっぱいに迸る。


「だっせー…、中に挿れる前にイッてやんの。」

「じゃあ、お前がやってみろよ。」


選手交代だと私の右腕を押さえてた子が足を持ち上げていた子と入れ替わる。

左腕を押さえてる子はひたすら私の胸を揉み続ける。


「今度は俺の番…。」


ワクワクした表情で交代した男の子がズボンのファスナーを下げ始めると


「お前らっ!何をしてるっ!?」


そんな叫び声が教室中に広がった。


「やばっ!」


男の子達が私の身体を解放する。

自分で立てなかった…。

ズルズルと私の身体が床に沈み


「相原っ!おいっ、相原っ!しっかりしろっ!」


最後の記憶はそう叫ぶ担任の先生の声だけだった。

次の記憶は南斗のお父さんの病院のベッドで一日中、ゲーゲーと吐く惨めな自分の姿だけ…。

鎮静剤を注射されて眠り、目が覚めたら再び嘔吐するを繰り返す。

時間の感覚を失い、病院に駆け付けたお父さんとお母さんすら拒否する私になってた。

何日かして南斗が私の病室へと現れる。


「ごめんな…、咲都子を守ろうとすればするほど俺らは咲都子の為に闘ってやる事すら出来なくなる。だから闘うのはもう諦めた。その代わりに俺が咲都子の傍に居てやると決めた。咲都子が嫌だと言わない限り、ずーっと一緒に居てやるからな。」


今にも泣きそうな表情で南斗がそんな言葉を繰り返す。

闘う?

あの日の男の子達を訴えるつもりで街中の人が頑張ってくれた。

でも…。

3人の男の子達は口裏を合わせて


『相原の方から誘って来たんだ。お金さえ払えば気持ち良くしてやるって…。』


と学校側や弁護士にそう供述した。


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