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籠の中の天使
第21章 繋がり



そこからは南斗が首筋に舌を這わせて私の胸をまさぐり出す。

ただ南斗の愛撫に身を任せる。

ノアの様な激しい愛撫だとは思わないけど南斗の愛撫は優しくて気持ちがいいとは思う。


「ふぁ…。」


もう隠す必要の無い声が出る。

私の身体を確認するように南斗が股間へと手を這わせる。

花弁を這う指が敏感な蕾を撫でて蜜部を濡らす。

蜜が溢れ出す場所へと南斗の指が挿って来る。

指が少し動くだけで身体に電気が走るみたいに快感を感じちゃう。


「あっ…あぁん…。」

「ごめんな。咲都子…。」


南斗が謝る意味がわからなかった。

いや、この先を南斗が我慢し続けた意味すらわかっていなかった。

甘い愛撫に委ねてた身体が完全に硬直する。


「いやぁーっ!」


自分のものとは思えない叫び声が聞こえる。

信じられないほどの激痛が頭まで貫く。


「ふぇぇ…。」


涙が出る。

南斗にしがみついて泣く私の頭を抱える南斗が撫でながら苦笑いをしてる。


「全部、挿ったから…。」


そう言われてもパニックになる私は泣くしか出来ない。


「南…と…南斗…うわぁーん。」

「はいはい、咲都子が望んだ事だぞ。」

「だって…痛いっ!死んじゃうくらい…痛いっ!」

「保健医だから知ってるよ。元々、咲都子は痛みに強くない方だし…。だから俺も我慢してたのに…。」

「痛いーっ!」

「そりゃ痛いと思うよ。ただでさえ咲都子の身体はあまり成熟してないのに、あっさりと挿る訳がねえよ。」


知らなかった。

初めては痛いとか言うけども、成長期に満足な成長をしてない私の身体だと男の人を受け入れる事自体が難しいのだと今になって南斗が言う。


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