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籠の中の天使
第4章 診察



その瞬間、何かを堪えるように南斗がギュッと私を抱き締める。

南斗の手が熱かった。

南斗の手が触れる部分の全てが熱かった。

私は南斗の温もりの中で眠る。

籠娘は南斗という籠の中で南斗という男を縛り付ける醜い女だ。

私が寝たフリをすれば南斗がそっとベッドから出て行く。

トイレに行った。

自分の勃起を治める為に…。

南斗の自慰に興奮する。

私を思ってしてくれる。

私は南斗を思って乳首に自分の手で触れる。

硬くなってる。

その乳首を弄りながらパンティーの上から敏感な芯を指先でそっと撫で回す。

オナニー…。

私と南斗のオナニー…。

それが繋がり…。


ねえ、南斗…。

イきそう?

私もイッちゃう。


女の悦びももう知ってる。

クリトリスを責めると私の全身が火照って、腰から下の筋肉がキュッと強張り、お腹の中がキュンキュンする。


「イク…。」


南斗に聞こえないように枕に顔を押し付けて果てる。

腰が震えてお腹の中が痙攣する。

そして襲って来る気怠さに身を任せて眠る。

すぐに南斗が戻って来て、何事も無かったかのように私を抱き締めて眠る。


「咲都子…、愛してる。」


そう呟く南斗が私の首筋に何度も口付ける。

南斗の手がパジャマの上から私の胸をまさぐる。

南斗は私が眠ってると思ってる。

私の乳首は南斗の指先に反応してさっきよりも硬く熱くなり、イッたばかりのアソコからはパンティーの中でトロリとした愛液が流れ落ちる。

ハァハァと熱く込み上げる小さな息を南斗に隠す。


「咲都子…。ごめん…。」


諦めた南斗が私の胸を触るのを止めて眠る。

籠娘は好きな人と愛し合う事すら許されない。


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