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籠の中の天使
第5章 間違ってもいい…
「イキそ…、咲都子もイッてくれよ。」
寝てる私に南斗が呼び掛ける。
私のクリトリスにクチュクチュと言わせて弄りながら南斗は自分のおちんちんを私のお腹の上で扱いてる。
イクの…。
南斗の手で…。
嬉しい…。
地獄を見た時は気持ち悪さしかなかった。
今は南斗が私を感じさせてくれる事が嬉しかった。
私の身体が弓なりに沿ってお腹の中が痙攣した瞬間、私のお腹には南斗から吐き出された愛液が飛び散った。
「クソ兄貴…、俺って…馬鹿野郎だ。」
そう呟く南斗が私の身体をティッシュで拭く。
私のお腹やアソコを綺麗に拭いて、何事も無かったかのようにパジャマを着せる。
お人形のように眠る私の唇に南斗の唇が触れる。
「ごめんな。俺は本当に意気地無しだ。」
寂しげな南斗の声…。
でも私は嬉しかった。
南斗の愛撫でオーガズムを経験出来た身体がずっと悦びを感じて熱く敏感なままだった。
ねえ、北斗さん…。
貴方の弟は最高にヘタレです。
ずっと大人だと思ってた南斗が近くに感じる。
それが嬉しくて幸せだと思うのに…。
朝の南斗は私から距離を置き、保健医の顔しか見せてくれない。
「修学旅行前で忙しいんだ。咲都子だってすぐに学期末があるだろ?」
そう言って南斗に触れようとする私の手を拒む。
夕べのように愛してよ!
南斗に愛されてるって感じたいの…。
そんな言葉が言えるはずもなく、私は南斗の部屋で孤独を感じて泣き崩れるしかなかった。
学校生活は変化する。
週に2、3日は教室に1時間ほど通う事が決まったから…。
今は保健室で南斗と居るよりも教室の方が少しだけ気が楽だ。