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社長は私のご主人様
第1章 プロローグ
微かな物音に意識が浮上する。
晴れたように重い瞼を開くと、部屋の奥の窓にかけられたカーテンの隙間から外の光が見えた。
朝……
ぼんやりとしたまま枕に顔を埋める。
うー眠い…いま何時…?
ベットサイドの時計を見ようと腕を伸ばした時、バスルームのドアがガタンと音を立てた。
「あぁ、起きた?」
突然聞こえた男の声に心臓がドクドクと音を立てる。
「まだ7時だからもう少し寝てれば?フライトは15時だろう?」
恐る恐る振り向くと、男がジャケットに手を通していた。
仕立ての良い、深いグレーのスーツ。男は歩み寄ってくると、身体を倒して私の額にキスをした。微かなコロンの香り。
「良かったよ。また会おうね」
そう言うと、立ち上がり鞄を掴んで部屋を出て行った。
……や…やっちゃった!!
「私のばかー!!!」
私は布団に顔を押しつけて叫んだ。
晴れたように重い瞼を開くと、部屋の奥の窓にかけられたカーテンの隙間から外の光が見えた。
朝……
ぼんやりとしたまま枕に顔を埋める。
うー眠い…いま何時…?
ベットサイドの時計を見ようと腕を伸ばした時、バスルームのドアがガタンと音を立てた。
「あぁ、起きた?」
突然聞こえた男の声に心臓がドクドクと音を立てる。
「まだ7時だからもう少し寝てれば?フライトは15時だろう?」
恐る恐る振り向くと、男がジャケットに手を通していた。
仕立ての良い、深いグレーのスーツ。男は歩み寄ってくると、身体を倒して私の額にキスをした。微かなコロンの香り。
「良かったよ。また会おうね」
そう言うと、立ち上がり鞄を掴んで部屋を出て行った。
……や…やっちゃった!!
「私のばかー!!!」
私は布団に顔を押しつけて叫んだ。