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第3章 は？

「お前ここ女子トイレだぞ？」

「え？ …………あ！ うわわ、ごめんなさい！！」

美男子は顔を真っ赤にしながら飛び出していった。

どうやらおっちょこちょいなやつのようだ。

にしても見たことねぇ顔だなぁ。

まあいいか。





昼休み、俺は大輝のパシりにされていた。

購買であんぱんと、ついでに俺が食うドーナツを買う。

その帰路で再び美男子と出会った。

すれ違いざま、また財布を落としやがる。

わざとやってんのか？

「ストップ」

「はい？」

「落とし物だぜ？」