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第3章 は？

説明しよう。

(南総)里見八犬伝とは、室町時代後期を舞台に里見家の姫・伏姫と、神犬八房の因縁によって結ばれた八人の若者（八犬士）を主人公とする物語ある。

共通して『犬』の字を含む名字を持つ八犬士は、それぞれに仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の文字のある数珠の玉（仁義八行の玉）を持っている。

さっきWikipediaで調べてきた。

「え……それって作り話「うるさい！」

「まさに上記に書かれている文字と同じのがここに刻まれているんだよ！」

「でもなんでそんな宝玉が私達の家に……？」

「知るか。とりあえずこいつには不思議な力が宿ってたんだ。そいつを割っちまったからなんかなったんだ」

沈黙。

真実を知ったところでどうにもならない。

途方に暮れる俺たち。

どうすることも出来ないので俺は帰ることに。

「じゃあね葵くん。また明日」

「おう」

今日の夕食ははカレーだといいな。