この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
きっかけは十人十色
第22章 嵐の前触れ
報告書を仕上げていると、田嶋先輩が外回りから戻ってきた。
「お疲れ様です」
キーボードを打つ手を一旦止めて、顔を上げて挨拶をする。
「お疲れ。意外と早かったな」
先輩は少しネクタイを緩めながら、椅子を引いて腰を下ろした。
「いえ、早かったけど長かったような……」
「何をわけが分からないこと言ってんだよ。何かあったのか?」
「あー……、色々ですね」
「まぁ、聞いてやってもいいんだけどさ。俺も報告書作らないとなんだわ」
言いながら、PCを立ち上げている。
「コーヒーでいいですか?」
「さすが柴崎。察しが早いな」
にやりと口端を上げると、財布を持って立ち上がった俺にリクエストが被せられた。
「ローストの微糖のやつね」
「はい、了解です」
一旦、ビルを出てから、隣の商業ビルの1階部分に
入っているコンビニへと向かった。
休憩室のコーヒーでも構わなかったのだが、そこへ移動しなければいけないのと、話を他の人に聞かれてしまうのを避ける為だ。ニアミスしないとも限らない。
/173ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ