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きっかけは十人十色
第24章 衝撃
「はいはい、ごちそうさま。まったく、こっちまで照れちゃうわ。用事済んだから邪魔者は帰るわよ。柴崎さん、良かったら食べてね」
「あ、はい。いただきます」
「詩乃、じゃあね」
「うん。……ありがと、お母さん」
満足そうな表情を浮かべて、ひらひらと指を遊ばせドアを開けようとした瞬間、その動きを止めて、くるりと振り返った。
「そうそう。ちゃんと仲良くするのよ」
「言われなくたって、分かってるわよ」
少し口を尖らせながらも、詩乃の頬はまだ染まっている。
「詩乃、私に似て変なとこで頑固な子ですけど、宜しくお願いしますね」
「はい」
タッパーを手に持ったまま、背筋を伸ばして返事をした。
綺麗にお辞儀をすると、詩乃のお母さんはパタンとドアを閉めて去っていった。
「……何か、ごめんね」
「ううん?全然」
まぁ、行為は中断されたけど、詩乃の別な一面も見れたし、可愛い表情も見ることができた。
「あの、食べてく?その……良かったらだけど」
「あ、はい。いただきます」
「詩乃、じゃあね」
「うん。……ありがと、お母さん」
満足そうな表情を浮かべて、ひらひらと指を遊ばせドアを開けようとした瞬間、その動きを止めて、くるりと振り返った。
「そうそう。ちゃんと仲良くするのよ」
「言われなくたって、分かってるわよ」
少し口を尖らせながらも、詩乃の頬はまだ染まっている。
「詩乃、私に似て変なとこで頑固な子ですけど、宜しくお願いしますね」
「はい」
タッパーを手に持ったまま、背筋を伸ばして返事をした。
綺麗にお辞儀をすると、詩乃のお母さんはパタンとドアを閉めて去っていった。
「……何か、ごめんね」
「ううん?全然」
まぁ、行為は中断されたけど、詩乃の別な一面も見れたし、可愛い表情も見ることができた。
「あの、食べてく?その……良かったらだけど」