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きっかけは十人十色
第25章 嵐の到来
「あ、柴崎くん。篠田興産の平田部長から伝言よ」
外回りから帰って来てすぐ、鷲見先輩からメモを渡された。
「はい。すみません」
二つ折りにされたメモを開くと、【タンブラーの件で話したいとのこと】と書かれていた。
――あぁ、こないだの件か。
進展ありそうだな。何となくだけど。
「折り返しますね。ありがとうございます」
「いいえ。たまたま電話取っただけだから。じゃあね」
巻き髪を揺らすと、鷲見先輩は席を離れていった。

席に着いてひと息つくと、前に貰っていた名刺を見て番号を確かめながら電話をかける。
『はい、篠田興産でございます』
「樋渡商事の柴崎と申します。お世話になっております。部長の平田さんに繋いで頂けますか」
『平田ですね。お待ち下さいませ』

しばらく待ったあと、保留音が途切れた。
声はさっき出た人とは違うものだった。
『お待たせして申し訳ありません。平田があいにく来客中でございます。よろしければ、折り返しご連絡差し上げましょうか』
絢芽の声だ。
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