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きっかけは十人十色
第25章 嵐の到来
『はい、大丈夫ですよ。いいお返事お待ちしてますね』
「ありがとうございます。ではまたご連絡致します。……はい、失礼致します」
音が途切れるのを待ってから、受話器をゆっくり置いた。
肩で大きく息を吐くと、田嶋先輩の方を向く。
「タンブラーの話なんですけど、篠田興産の得意先が、ぜひ直接話を聞きたいって言ってるらしいんです」
「うん、察しはついた。で?」
「来週の月曜日、午後1時半に平田さんが行く用事があるらしくて、同席の提案を頂いて」
「うわ、すげぇ」
文字通り目を丸くして、驚きを隠さない様子だ。
「スケジュール確認して、一旦折返しにしましたけど」
「だよな。で、どうなの?空いてる?」
「バッチリです」
細かに予定が書かれた手帳を開きながら答えた。
「よっしゃ、結果次第では忙しくなるぜ。覚悟しとけよ?」
「はい」
コツンと拳同士を合わせた。
「ありがとうございます。ではまたご連絡致します。……はい、失礼致します」
音が途切れるのを待ってから、受話器をゆっくり置いた。
肩で大きく息を吐くと、田嶋先輩の方を向く。
「タンブラーの話なんですけど、篠田興産の得意先が、ぜひ直接話を聞きたいって言ってるらしいんです」
「うん、察しはついた。で?」
「来週の月曜日、午後1時半に平田さんが行く用事があるらしくて、同席の提案を頂いて」
「うわ、すげぇ」
文字通り目を丸くして、驚きを隠さない様子だ。
「スケジュール確認して、一旦折返しにしましたけど」
「だよな。で、どうなの?空いてる?」
「バッチリです」
細かに予定が書かれた手帳を開きながら答えた。
「よっしゃ、結果次第では忙しくなるぜ。覚悟しとけよ?」
「はい」
コツンと拳同士を合わせた。